以前「馬券生活者軍団<IK>最強の競馬予想」というHPを運営していた時に、月刊誌『競馬 最強の法則』に掲載された事がある。俺のHPの「挑戦状企画」で、当時読んでいた『競馬 最強の法則』にレギュラー掲載されていた予想家に対して、次々と「あんたの予想はインチキだ!正真正銘ガチンコ馬券師の俺と予想勝負しろ!」って挑戦状を送り付けた。詳細については「馬券王矢口 プロ予想家になる」の巻で述べているから省略するが、先ず最初に妻子を養う馬券生活者木下健、次に北の馬券師天翔馬、最後に駄菓子屋オヤジ東久条阿洞、当時あの雑誌でブイブイ言わせてた彼等に挑戦状を送り付け、3戦全勝(注:実際勝負したのは木下健だけで、天翔馬には不戦勝、東九条阿洞は敵前逃亡)した訳だ。そして『競馬 最強の法則』に挑戦状!「おたくに掲載されてる予想家連中は、揃いも揃ってインチキ三昧の予想家だ。俺はおたくに掲載されてる3名の予想家に予想勝負を挑み、ことごとく撃沈したぜ。俺こそ掲載に値する馬券師で、俺を掲載する事によっておたくの雑誌の品も上がる事だろうよ。」って送ったら、「次回の巻頭企画に挑戦しますか?」と来たもんだ。二つ返事で参戦決定。
『競馬 最強の法則』2000年9月号の巻頭企画は、「大特集 競馬マネー・ウォーズ[夏の陣] → 7人の馬券術が実戦で明かした方法と成果 1万円あれば1日でいくら稼げるか 競馬で損する奴の顔が見たい」というものだった。2000年7月8日(土)・9日(日)のどちらか1日、または両日で、東京競馬場に来てもらい、自己資金1万円をどのように使ってもいいから、「1万円あれば1日でいくら稼げるか」実践して欲しいと言うのだ。7月8日(土)は、俺を競馬の世界へ引きずり込んだ、言わば悪魔の産みの親である親友と、東京競馬場→大井競馬場と夏競馬フルコースの予定だったから、親友を連れ立っての雑誌企画参戦となった。俺は自らの競馬予想虎の巻である<JRA攻略 最強のデータベース>の精度の高さを示そうと、1R~12Rの全12鞍購入を決めていた。雑誌編集部の担当S嬢は、カメラマンK氏を俺に張り付かせ、「彼が新聞に記した予想印及び買い目と、彼が実際に購入した馬券が合ってるかどうか徹底的にチェックしておいて!」とK氏に命令していた。そして購入馬券(的中払戻しした場合は馬券のコピー)を雑誌に載せるから取っておいて欲しいと言われたのでその通りにした。ただ親友が早い段階から大井競馬場に行きたがった為に、最終レースは馬券購入直後にコピーを渡し、レース確定前に東京競馬場をあとにし、車をすっ飛ばして大井競馬場に着いたのだが.....何と開催してなかった。
『競馬 最強の法則』に挑戦状を送り付けた後で、編集部のS嬢から1度話をしたいから会えないかと言われ、レストランで会食した。俺がGⅠ連続的中13年を誇っている如何にも胡散臭い駄菓子屋オヤジの話をすると、私が担当なのだがあの馬券はJRAに調べてもらったけど本物だったと言われた。その時初めて、馬券偽造が行われる事があると知る。東九条阿洞も俺と同じ7月8日(土)同企画に参戦していて、当日朝一で担当S嬢と指定席フロアのレストランで待ち合わせだったのだが、隣のテーブルに駄菓子屋オヤジが座り、俺と同席していたS嬢に「駄菓子屋オヤジ紹介しようか?」と言われたが、一瞥くれて「あぁ。いいです、いいです。」と断った。S嬢は担当なだけあって、その日1日駄菓子屋オヤジに付きっきりだった。企画参戦当日の俺の細かな成績については「『競馬 最強の法則』掲載」を見れば分かるから省くが、参戦した7人の回収率は以下の通り。
1人目: 186%
2人目: 919%
3人目: 134%
4人目: 0%
5人目: 74%
東九条阿洞 3412%
馬券王矢口 1184%
他の5名はどうでもいい。東九条阿洞の3412%が気に入らねぇ。俺と参戦した7月8日(土)の結果ではなく、翌日9日(日)の結果らしいのだが、東京競馬1R~12Rで12鞍馬連パーフェクト的中をやりやがった。気に喰わねぇ。最低配当280円~最高配当44820円を、馬連7点以内でパーフェクト的中。ん~全然納得出来ねぇ。JRAで1年間に開催される全GⅠレースを的中させていて、しかもそれが13年間続いている。2000年7月9日(日)東京競馬1R~12Rの12鞍、馬連7点以内でパーフェクト的中。こんな馬鹿げた話を誰が信じるんだ。信じはしないが、馬券が本物だから突っ込もうにも突っ込めないってか。当時の俺は黙ってなかったぜ。大体からして、俺の口は矢のように人を攻撃する為に付いている。名は体を表す。矢口は文字通り、矢の口だ。
2000年9月号発売前に確認して欲しいと、『競馬 最強の法則』から俺の分の原稿が送られてきたのだが回収率が118.4%になっていた。ふざけんな!ミスプリではなく、編集部の人間が回収率というものを理解していなかった。だから俺が教えてやった。1万円使って0円になったら回収率0%、5000円になったら回収率50%、1万円になったら回収率100%、11万8400円になったら回収率1184%なんだよって。それでも納得しやがらねぇから、あんたの雑誌は予想家の回収率ランキング出してるだろ。そのランキング作ってる担当の奴に、回収率とはどうやって算出するのか聞いてみろ。それからまた原稿を送って来いって言ってやったら、回収率1184%に直された原稿が届いたよ。競馬雑誌の編集に携わってる奴等でさえこんな調子なんだからよ、如何に適当な業界か分かるよな。雑誌発売日に東九条阿洞の記事を目の当たりにし、俺はキレた。俺のHPで「駄菓子屋オヤジをブッタ斬る」という物を書き徹底的に糾弾。『競馬 最強の法則』編集部にもその旨を伝えた。すると、「言いたい事は分かるが、こちらとしても初登場の貴方を巻頭企画のオオトリ7人目にしている事で、心中察して頂きたい。」と意味深な返答があった。
JRA開催GⅠレース13年間連続的中、2000年7月9日(日)東京競馬1R~12R馬連7点以内12鞍パーフェクト的中、駄菓子屋オヤジ東九条阿洞、偉業達成の謎。みんな解けるかな。
ヒント1:馬券は全て本物
ヒント2:企画参戦時S嬢が付きっきりだった。
ヒント2は大して重要じゃねぇか、でも俺は疑ってるぜ。
ヒント3:この偉業達成の証拠物件は必ずレース確定後に示され、新聞予想家のように レース前に示すという事は決してない。
これで分かったろ。この謎を解けない奴はマジやべぇぞ。そんな調子じゃ次から次へと現れるインチキ野郎に騙され続けちゃうぞ。競馬での馬券購入や的中の仕組みを知っていれば、ちょっと頭のいい小学生にでも謎解きが出来る。俺が小学生当時だったとしても、絶対に解けただろう。ではでは、前置きが長くなったが今回のテーマ、「全レース1点的中のカラクリ」について述べよう。東九条阿洞がJRA開催GⅠレース13年間連続的中なら、俺はJRA開催全レース30年間連続馬連1点的中してやろうか。
東九条阿洞は、競馬予想の神様でもマジシャンでも何でもない。何の疑いも無く見せられたまま、言われたままを受け入れてしまう、救いようのない馬鹿を相手にする単なるペテン師。そんな大間抜け野郎をバックアップしているマスコミの品格を疑う。東九条阿洞に限らず、俺でも誰でもどんな馬券種別でも全レースにおいて、ただの的中どころか1点的中する事が出来る。それをレース確定後に公表すれば、君も晴れて有名馬券師の仲間入りだ.....って、んな訳ねぇだろ。そんなイカサマ、お天道様が許しても馬券王様は絶対ぇ許さねぇよ。人を舐めてる奴、特に、いくら救いようのない馬鹿とは言え善良なる市民をイカサマで翻弄して金をせしめようなんて奴を、俺は絶対ぇ許さねぇんだよ。
お前等に問題を出す。この問題を解ければ、もう俺は何も語る必要はない。では問題。出走頭数18頭のレースがあります。払戻せなければ貴方を殺します。絶対に殺します。馬券種別は問いませんが、考え得る最少の金額で馬券購入しなさい。さぁ貴方は馬券購入に幾ら使いますか。最少の点数・最少の金額でない限り、払戻せなかったのと同じと見なし、貴方を絶対に殺します。さぁ何点、さぁ幾ら、お前は最少点数・最少の金額で払戻さないと、絶対に殺されるんだぞ。ほら、グズグズしてんじゃねぇよ。何点だよ。幾らだよ。もしかして分からねぇのか。それだから騙されるんじゃねぇかよ。これが分からなかったら、あの人は13年間もGⅠレースを的中して、2000年7月9日(日)に東京競馬1R~12R全レース馬連7点以内パーフェクト的中して、ホント物凄い人だ。あの人に付いていけば俺は大金持ちになれるぞ。って、騙され続けて金を吸い取られ続けるぞ。だったらいっその事、金を吸い取られて見っとも無い姿を晒す前に死ね。
18頭立てのレースで100%払戻せる最少点数は16点で、払戻す為の必要最少資金は1600円、これが問題の答えだよ。16点はどういう馬券か?いちいち言わなくても分かるよな。まさか分からねぇんじゃねぇだろうな。頼むぞマジで。やっぱり死ね。人に答えを与えてもらう癖どうにかしろよ。自分の頭で考えろ。熟考しろ。16点の内訳は異なる馬番の複勝馬券16点、100円均等買いで1600円。これで東九条阿洞の謎が解けたろ。
そのレース最少のリスクで必ず当てろと言われたら、先ず全馬の単勝馬券を購入と思いがちだが、18頭立てで18点購入する事になってしまう。複勝なら3着までに1頭入っていれば的中だから、2点は馬券対象から外してもいい事になる。したがって、18点-2点=16点だ。小学生の柔らかい頭で考えれば競馬で100%当てるにはどうすればいいかなんて簡単。全通り購入。大人は汚れてしまったと言えば聞こえがいいが、頭が退化している。だから全通り購入という簡単な答えに辿り着けない。東九条阿洞は間違いなく、馬連全通り購入している。
全レース馬連7点以内で的中してるんだから、全通り購入してるなんて都合のいい事言ったって俺は騙されないぞ、ってか。ここまで読んでもまだそんな事言う奴いんの。お前が目にした的中馬券は7点だったんだろ。だから何なんだよ。アイツは絶対に馬連全通り購入しているよ。考えてみろ、馬券を発券するにはどうすればいい?PATで購入しても、馬券は発券されないよな。競馬場やウインズの口頭窓口で売り子のオバちゃんに買い目を言うか、一般的なのはマークカードに買い目を記入だよな。マークカードは、競馬場やウインズでしか手に出来ない代物じゃねぇよな。持って帰れるよな。さぁさぁ皆さん、だんだん謎が解けてきたかなぁ。
18頭立てのレースにおける馬連は、何通りあるか分かるかい。153通りある。前日に新聞を買えば、翌日全レース何頭立てかを確認する事が出来る。ここから東九条阿洞の地道な作業が始まる。もしかしたら1人でやっているのではないかも知れないが、前日からなら1人でも出来る作業だ。最も簡単なのは、18頭立てで18頭BOXの馬券を購入するやり方だが、それじゃあ誰も崇め奉ってくれない。GⅠレースの度、雑誌に掲載される度、東九条阿洞は手の込んだ作業をこなしている。それはもしかすると、他の予想家連中が1レース1レース地道に予想するのに匹敵する労苦かも知れない。人気薄の馬を軸にした場合は流し馬券に甘んじているが、上位人気の馬を軸っぽく見せている馬券では、自らの予想印上位3頭BOXのように見立て、以下軸っぽく見せた馬からヒモっぽく見せている馬への数点という風に、一般的な予想家の買い目のように購入している。ただたまに、アレ?この目はどういう考えでこの馬券に入っているんだろう、って目も時々紛れている。弘法にも筆の誤りならぬ、駄菓子屋オヤジにも記入の誤り?違うよね、入り組んだ買い方しちゃうから抜け目が出来るんだよね。それを無理やり入れなきゃいけないんだよね。
東九条阿洞の偉業達成に必要なのは、競馬新聞による翌日各レースの頭数情報だけ。あとは1人でも複数でも、ひたすら1枚馬連7点程度に抑えたマークカード記入作業。GⅠレースなら1鞍だけだからまだイイだろうが、1R~12Rの計12鞍になると大変だろうよな。全レース18頭立てではないが、最大頭数のレースが18頭立てだからソレで話をするぜ。馬連全通り153点、アイツは時に1000円の目を組み込んだりもするが、1点500円の購入馬券が多い。1レース153点購入×1点500円=1レース必要資金76500円。高いと思うかい。GⅠレースなら年にたかが知れた数だけど、1日に12鞍、仮に全鞍18頭立てとして馬連全通り買うとなると、12鞍×76500円=91万8000円になる。この金額を高いと思うかい。
東九条阿洞がかなりの金持ちだとするよな、それだったら91万8000円なんて屁でもないかも知れない。でも馬連全通り購入する意味は何だと思う。ただ皆から崇め奉られたいからか。アイツはかなりの金持ちではないと俺は思う。では馬連全通り購入する意味は何だ、それは勿論アレですよ。アイツは少し頭がいい、俺みたいに凄く頭がいい奴にはバレバレだが、頭が悪い奴の事は騙せるくらいには頭がいいんだよ。詐欺師・ペテン師には専門分野があると思う。でも東九条阿洞のようにあそこまで手の込んだ事を考え出して恥ずかしげも無く出来る奴は、きっと手を変え品を変え様々な分野で詐欺を思い付くだろうな。1枚7点程度に見せかけてマークカードを何枚にも分けて実は馬連全通り購入、100%馬券は的中する。的中した馬券だけ見せれば7点以内で的中したかのように信じ込ませられる。雑誌等で吹聴すると崇め奉られ信者が群がる。私の予想を教えて欲しければお金を払いなさい、ガッポガッポ。
アイツは有料で勉強会と称した講演を行っていたから、恐らくは直接予想を教えていなかった。あんな大事でそれでいてどうしようもない方法論を金取ってでも教えられる訳ないからな。ここまで語れば、アイツがどれだけの才能溢れた男か分かるだろ。未来永劫儲かる完全犯罪のシステムを考案して実践した。もちろん俺は毎レース的中する事を目指し、切磋琢磨し競馬予想に磨きをかけようと努力している。だがGⅠ全レース的中を13年間続ける事は、禁断のあの業を使わない限り俺には無理だろう。東九条阿洞は観点が違う。まともにやってたら競馬予想なんて当たらなくて当たり前、だったらまともにやらなきゃいい。正道も邪道もねぇ、世の中騙す奴か騙される奴か、最終的に金儲けたモン勝ちよってな訳で禁断の業を考案。俺だったらやらない。すぐ見破られるし、羞恥心を持っている。だが奴は禁断の業を使い連戦連勝、に見せかけた。見破られない為に、日刊コンピ指数に似た指数表を作成し、陽数競馬という有名無実の方法論を確立。言うまでも無く、陽数競馬の指数表も結果を元に作成した後付けのインチキ指数表。あとは見せかけの馬券に費やした資金回収、それの何倍も得られる勉強会の参加料。単なる馬券購入者で情報を売った事などない奴等が殆どだろうから分からないだろうが、情報購入者を100人・1000人集めるなんて大して大変な事じゃねぇんだよ。アイツの勉強会では具体的な買い目などは教えない。新聞やTV等でプロ予想家がそうするように、終わったレース(=的中したレース:奴の場合は全てのレースを的中させられる)に対して、陽数競馬のミソである指数をどのように算出したかを、新聞や雑誌等を参考に作り話するだけ。ただただこれを繰り返すだけで、東九条阿洞は無限に金を儲けられる。喜んで年貢を納める低知能な連中の王様として君臨し続ける事が出来る。東九条阿洞テメェを俺が裸の王様にしてやるよ。王様は馬券王矢口様だけで十分だ。
ではまとめ。裸の王様、東九条阿洞氏を招いてお送りした「全レース1点的中のカラクリ」ですが、競馬で全レース的中する事は全点購入する事で可能。ただマークカードを何枚にも分ける事で、レース確定後に的中馬券のみ見せれば数点しか購入しなかったかのように思わせられる。18頭立てレースでの馬連なら、マークカードを153枚に分ける事で全レース馬連1点的中に見せかけられる。レース後に買い目と辻褄が合うように各レースの指数表を作成。これで完全犯罪成立。これだけでは的中馬券による払戻金しか収入がないから、雑誌等に掲載させて知名度を上げる。13年間GⅠレース全的中させたり、1競馬場で1日に行われる12鞍馬連でパーフェクト的中させられる人間の方法論なら、幾ら金を払っても知りたいという奴等が世間には溢れている。そいつ等相手に有料勉強会を開催し、新聞・雑誌から得た情報を喋るだけでいい。完全犯罪を成立させる為に遣った資金なんぞ、たった1回の講演で回収出来る。前出の問題での「ヒント2:企画参戦時S嬢が付きっきりだった」は、S嬢は担当ゆえ、馬券購入時に資金配分のアドバイスをしたりしていたんじゃないかという疑いを持ったから述べた。
俺が、東九条阿洞及び担当S嬢に負けたと感じる点も無い訳じゃない。俺は2000年7月8日(土)のみしか参戦しなかったのだが、もし仮に俺が9日(日)のみしか参戦しなかったならば、あの企画において東九条阿洞のイカサマはもう少し控え目だったかも知れない。俺の8日(土)成績を受けて、東九条阿洞及び担当S嬢は俺の上をいく成績を収めようと作戦を練ったと思われてならない。その点で、俺はアマちゃんだったと認めざるを得ない。そこまで頭が回らなかった。最後の最後、ガチンコ馬券師がペテン師に大ドンデン返しを喰らってしまった。その事を俺はとても後悔しているのだが、自由自在に禁断の業を繰り出す奴には正直あの時点で勝てなかったかも知れない。だからガチンコ馬券師ならぬ、ガチンコ競馬雑誌等があったならばその土俵で勝負したかった。もしくは俺に張り付いたK氏を煙に巻いて、俺も禁断の業で応戦すればより楽しかったかも知れない。勿論、俺の場合は必ず種明かしをするが。全てレース前に買い目を公開するという、ごく当たり前のルールでない限り、俺は東九条阿洞のような禁断の業使いと勝負しても負ける。そして俺は、奴の代わりに禁断の業の種明かしをする事くらいしか出来ない。だが公正なルールの下では、俺はあんなペテン野郎に絶対ぇ負けねぇぜ。雑誌という多数の人間が目にし、形として残る物において、公然とイカサマ行為をされ俺の成績を愚弄した事に憤りを感じている。だからこの1点だけ、格好悪ぃが、最初で最後の言い訳・負け惜しみをさせてもらった。
競馬で全レース1点的中した馬券を見せる事など容易い事だが、発走前に1点予想を公表し全レース的中する事は至難の業だ。時に大人のやる事には裏がある、その裏業はドス黒い事が多い。人は自分の見たいようにしか物を見る事が出来ない。だがマスコミからの情報でも何でも、鵜呑みにしてはいけない。この世に善などもうほとんど存在しない、偽善にまみれた詐欺・ペテン行為が主流になりつつある。俺のような頼もしい糾弾者がいなくても、お前等は横行するイカサマのカラクリを見抜けるようにならなければいけない。だから自己防衛の為に頭を徹底的に鍛えろ。